「働く」ことや「消費する」ことについて、法的なフィルターを通して考えてみよう!法学(特に、労働法や消費者法)の観点から日常生活を見直し、リーガルマインド(法的思考力)を身につけよう!
専門領域は、法学、特に労働法、消費者法です。私は「生活者法」と呼称していますが、我々にとって、働くことや消費することは不可欠ですので、比較的に身近な問題を取り扱っていると思います。
概括的にいえば、様々な局面において不利な立場に位置づけられやすい生活者(労働者、消費者)の法的保護のあり方について検討しています。例えば、公益通報者(内部告発者)を保護するための法的枠組みの再構成【職場内で違法行為を知った労働者が行政機関やマスコミ等に通報・告発する場合の法的保護のあり方】や、消費者契約における事業者からの情報提供義務【事業者が消費者(例えば、高齢者等)に対して商品等を販売する際、どの程度の情報提供がなされるべきか】等、諸外国の法制度(特に英米法)を参考にしながら研究しています。研究といっても、皆さんと同じく、本当に分からないことばかりです。大変ですが、分からないことが分かるようになると・・・本当に楽しい!
研究室内では、法学の基礎をしっかり身につけます(法的基礎力の養成)。法学の学習にとって近道はありません。まずは条文と判例。続いて法解釈。その後に法政策。過去に学んだ法学の知識をブラッシュアップしながら、過去の裁判例をもとにしたケースメソッド(事例研究)を行います。各種試験の勉強も積極的に行います。
研究室外では、法律が一般社会でどのように関わっているのか、自分の目で確かめます。行政機関や民間企業等と連携し、法適用の実際(実務)を体感します。例えば、裁判所、検察庁、弁護士会への訪問、内閣府・消費者庁や千葉県、消費者団体等とともにワークショップの企画等、研究室内での法学の学びを活かして、研究室外でアウトリーチ的な活動を行っています。「好きこそ物の上手なれ」。
法律を学ぶことは、日常生活をスムーズに進めるためのツールを身につけることです。しかし、断片的な法知識の暗記に終始するのでは、つまらないと思っています。このゼミでは、公務員試験や民間企業の就職活動を意識しつつ、①問題発見能力や紛争解決能力を養うこと、②「正義と衡平」を求める熱いハートとバランス感覚を身につけること、この2点を重視しています。この2点がリーガルマインド(法的思考力)につながります。また、公務員試験対策(行政職・公安職)やビジネス実務法務検定試験対策も行い、各種試験の合格も達成目標の一つです。
【説明会日時】
11月14日(月)3限
11月16日(水)昼休み
11月22日(火)昼休み
11月25日(金)2限
※上記日時以外も研究室在室中は対応します。
※電子メールでも質問等を受け付けます。
【選考方法】
12月5日(月)3限(予備日:12月7日(水)2限)
・研究室にて面接。
・レポート課題「日常生活と法律との関わり」について、600字程度でまとめて下さい。
(第2次募集がある場合)※第1次募集により終了いたしました。第2次募集は実施いたしません。
1月11日(水)2限
・研究室にて面接。
・レポート課題「契約と約束の違い」をテーマにして、600字程度にまとめて下さい。
(第3次募集がある場合)
・レポート課題「法律を学んでどのような得になるのか」というテーマについて、600字程度にまとめて下さい。
※上記選考期間内(1/18~1/25)に応募書類とともにサービスラーニングセンターに提出。
【高崎商科大学商学部】(前任校)
1期生 13名(男13)
【淑徳大学コミュニティ政策学部】(本務校)
1期生 2名(男2)
2期生 7名(男2 女5)
3期生(4年生)16名(男11女5)
4期生(3年生)7名(男7)